トランプ関税導入後に製造業で68,000の雇用が失われたと言うツイートが流れていたのだが、製造業に就業していた不法移民の離脱もあるので、トランプ関税(だけ)が理由とも限らないことには注意しよう。不法移民を大量送還したら経済が縮小すると、昨年の春には指摘されていた。農業や建設業での影響は報告されている。製造業も影響を受けた可能性は高い。どちらにしろトランプ大統領の政策のせいにはなるが。
2026年1月11日日曜日
2025年8月3日日曜日
NENENENE@研究さんにも知って欲しい日本のDEI政策の原点 — 労働基準法(1947年–),障害者雇用促進法(1960年–),勤労婦人福祉法(1972年)
NENENENE@研究こと國武悠人氏の女子枠批判論文Kunitake (2025)が、日本の歴史に疎い外国の人々を日本のDEI政策についてミスリードする内容になっているので指摘したい。
"affirmative action measures adopted as DEI initiatives in Japan are disproportionately focused on gender, primarily on supporting women(拙訳:日本のDEIイニシアティブとして採用されたアファーマティブアクションは、主に女性を支援することで、過度にジェンダー格差を重視している)"と言うNENENENE@研究氏の主張はそうかも知れないが、他のDEI政策への言及が無い。"2.1. The origin and scope of "DEI" in Japan(日本の"DEI"の原点と範囲)"の節は、2006年の女性研究者支援や女性研究者増加策からはじまり、2015年の女性活躍推進法で終わる。
2025年4月14日月曜日
アメリカの製造業者の雇用が激減したのは共和党ブッシュ・ジュニア政権のときで、北米自由貿易協定に調印したのは共和党ブッシュ・シニア政権だよ
アメリカの共和党支持者や民主党左派の間では、民主党主流派がウォーキズムに傾斜して製造業労働者を省みなくなったという物語が人気だ。
バイデン政権は製造業雇用の促進や労働争議の仲介などに熱心であったので事実に即しているとは言いがたいのだが、民主党から製造業労働者を引き剥がしたり、ウォーキズムを牽制したりするのに便利なナラティブなので繰り返されている。
2025年4月8日火曜日
失業者に寄ってたかってLearn to Codeと言い放って煽ったのは、民主党やその支持者ではなく、トランプ支持者(MAGA)だよ
2023年12月16日土曜日
2021年2月18日木曜日
2020年3月30日月曜日
2019年3月16日土曜日
就業時のパンプス義務は重要な労働問題だけれども
2019年3月15日金曜日
2018年12月10日月曜日
外国人技能実習生の労災が多いのは、受け入れ企業の業種と規模が主因
2018年11月29日木曜日
現実はこんなもんだよねと納得できる『移民の政治経済学』
日本には名目はともあれ実態としては大量の外国人労働者が入り込んでおり、飲食店やコンビニなどで見かける機会は多いであろう。政府が何と言おうとも、国際基準で彼らは移民に分類される。これからさらに受け入れを拡大する方向になっているが、移民が何をもたらすのかについて、経済面に関しての議論が深まっていると言う感じはしない。
2018年11月18日日曜日
外国人技能実習制度の機能しない不正対策
安倍内閣が外国人労働者の受け入れ拡大の方向性を示したせいか、ここ数日、ネット界隈では長い間、実質的にそれとして機能してきた外国人技能実習制度の問題に注目が集まっている。
外国人技能実習制度は、日本にある技能、技術又は知識を開発途上地域等への移転を図るための国際協力が目的・趣旨だったはずなのだが、農業など単純労働者が不足している業界で開発途上国などの外国人労働者を雇う方便に使われている制度だ。2002年頃から不正が増加して来たと言われている*1。
2018年10月18日木曜日
藤原興「低賃金カルテル」説の弱いところ
ネット界隈で「低賃金カルテル」なる言葉を見かけるようになって久しい。運動家の藤原興氏によるとついったーらんどで出来た造語だそうで、氏はその存在を確信をもって主張している。この藤原興流の低賃金カルテル説が、どの程度強固な主張なのかを考察してみた。結果、学者の説ではないので脇が甘いのは仕方が無いが、経験的にも理論的にも説得力は低いように思える。
2018年10月15日月曜日
ポンタくんたちを効率賃金仮説で説明すると
ネット界隈はやりがい搾取に敏感だ。先日も無償労働を美徳とする道徳の教科書がケシカランと言うツイートが流れていた。しかし、そこでは狸のポンタくんたちがタダでも働かせて欲しいと懇願しているのだが、ポンタくんたちが被害者とは限らない気がしてならない。
経済学にはシャピロ・スティグリッツ・モデル*1と言う有名なモデルがあって、賃金をゼロに置いたときに何がおきうるかと言うのを教えてくれる。そこでの状況を考えると、むしろ経営者の方に危機が迫っているようにしか思えない。
2018年8月26日日曜日
国民民主党・玉木共同代表の定年廃止論に関して
国民民主党の玉木雄一郎共同代表が、平均寿命の伸びに対応し定年制を廃止させて、高齢者は最低賃金以下でも働けるようにすべきと言い出した。募集時に時給を提示しない事は無く、賃金は常に同意している事になっているのだから、本人の同意で最低賃金以下で働けると言うのは、即ち、最低賃金が無くなることを意味する。定年制を廃止は一つの方針としてあり得るが、最低賃金が障害と言うのはポイントを外している。
2018年2月20日火曜日
職業訓練 vs 徒弟制度
ウガンダで、職業訓練と徒弟制度(と言うか未経験採用)を比較して、職業訓練の方が就業機会や収入で評価してパフォーマンスがよく、費用対効果を考えても有利であったと言う研究が紹介されていた*1。職業訓練と徒弟制度はそれぞれ%ポイントで、就業率が21と14、収入が34と20の向上となっている。どちらも改善が観測されているが、職業訓練の方が良い。
2018年2月18日日曜日
2018年2月2日金曜日
雇用主は職場のインフルエンザ流行防止策を取るべし
『インフル大流行は「風邪でも絶対に休まないおじさん」のせい?』と言うエッセイで、明治時代の近代化による影響で、日本に病欠を嫌う皆勤賞カルチャーが定着し、インフルエンザが広がりやすくなったと主張している。特に管理職にこの傾向が強く、「上へならえ」社会なので一般従業員にも無理を強いているそうだ。確かに、こういう傾向はあるであろう。しかし、これは日本社会に限らない。米国でもインフルエンザに感染した従業員は休ませろという話がされている。
2017年10月21日土曜日
就業者数の減少を伴う完全失業率の低下は、景気の悪化と言えるのか?
ネット界隈のリフレ派では、2003年からのと2009年からの景気回復期で、就業意欲喪失効果で非労働力人口が増えており、完全失業率の改善はまやかしで、有効求人倍率の改善に関わらず雇用が悪化していたと言う説がよく唱えられている。















