
社会学者の岸政彦氏が國分功一郎氏との対談で、「日本の社会学は、特定の一人か二人のせいですごく評判が悪い」と述べいていたそうだ*1。“特定の一人か二人のせい”なのか、“日本の”なのかを考えると、強い自己肯定バイアスがあるように思える。
インターネット上で話題になっている事件を、理論とデータをもとに社会科学的に分析。
気付くと年が変わって一ヶ月以上過ぎていたので、2012年の人気記事を簡単に振り返ってみたい。
全体としてはコンピューティング関連の話を斜めに書いたネタが良くアクセスされている。金融政策や経済評論家を揶揄した記事を多く書いているのだが、後から検索で読まれる率はそうは多く無いようだ。トップ10は以下の通り。
気付くと年が変わっていたので、2011年の人気記事を簡単に振り返ってみたい。
全体としては2011年は批評系の記事のアクセス数が多く、次に原発関係の記事が多くなっている。東日本大震災の影響が大きいのは、やむを得ない所であろう。
原発関連の一連の議論を見ていて思うことがある。評論家を含めてデータを読めない人が多い事だ。誤解から多くのノイズが発生している。しかも、データに小細工をしたり(ある環境経済学者の原発コスト分析を考える)、データの付帯事項を無視する人(東海地震の発生『確率』に振り回される官邸)が出ている。
3月11日から原発関連のエントリーを集中的に書いてきたのでまとめておく。
原発災害の最中に、原発を擁護するエントリーを記述する事で多くの批判を受けたが、現状では社会科学的に原発を否定するべき要素が無いように感じらる。もちろん、原子力工学の専門家の検討・分析によっては、見解の大前提になる原発の安全性が揺らぐ事になるのは言うまでも無い。
ブログを書き始めてから約9ヶ月が経過したので、半年前の記事をまとめてみたい。
名称と異なり社会ではなく、自然科学や工学的なニュースの紹介が多い本BLOGだが、人気記事も科学・技術系となっている。
当時はアクセス数が今よりも少なく、タイトルも見ていない人が多いと思うので、気になった記事に目を通して頂ければと思う。