ラベル 資源 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 資源 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年1月20日土曜日

テクニカル分析思考「鰻の蒲焼は今のうちに食べておいた方が良い」は間違いか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

なかなか見栄えの良い学歴・職歴で、著作も30冊を超えると言う内藤忍氏の「鰻の蒲焼は今のうちに食べておいた方が良い」と言うエントリーが炎上している。ウナギの稚魚のシラスウナギの漁獲量が年々減ってきており、今後もこの傾向が続くであろうからウナギの価格が高騰することが予想されるから、今のうちに味わっておこうと言う趣旨だ。シラスウナギの不漁の原因は何かと言う観点が完全に抜けていて興味深い。

2018年1月14日日曜日

ウナギの乱獲を危惧してきた国会議員は

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

国会の議事録を検索する限りは、唯一人。

養殖ウナギに必要な稚魚、シラスウナギの漁獲高が壊滅的に減少した事が報じられている*1。しかし、驚くべき事ではない。以前から乱獲による絶滅の危機が訴えられている*2が、他の漁業資源と同様に、政府が漁獲高を積極的に制限しようと言う動きが無かったからだ。今年の昨比1%、昨比99%減が乱獲の結果かは定かでは無いが、最近の漁獲高は1960年代の10分の1以下に落ち込んでおり、無関係とは言えない。数が減れば、環境ショックにも弱くなるはずだ。

2014年6月30日月曜日

ロシアの高速増殖炉が臨界に達する

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

2014年6月27日にロシアのベロヤルスク原子力発電所4号炉が臨界に達したと報道されていた(wnn)。設置されているBN-800型原子炉は冷却材にナトリウムを使ったもので、789MWeの出力を持つそうだ。日本のもんじゅも既に臨界に達しているが280MWeなので、随分と先を行かれた感じだ。もっとも高速増殖炉が本当に有用になるのは、核燃料サイクルが回りだしてからの事になる。この点では日本でも前進が見られる。

2013年7月18日木曜日

英国はバイオマス発電への補助金を縮小

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

BBCが英国はバイオマス発電への補助金を縮小すると伝えている。発電所ごとに最大400MWまでしか援助せず、既存発電所への補助金も2027年までに打ち切られる模様だ。バイオマス発電は植物が固定した炭素を燃やすためカーボン・ニュートラルとして計算されるが、環境活動家から批判を浴びていた。

2013年5月22日水曜日

ごみ発電の弱点が露呈する

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

北欧ではごみ発電が普及しているが、燃やすゴミが不足してきており、ゴミを輸入していると言う話しが紹介されていた。北欧からは年間1億5000万トンしかゴミが出ないのに、7億トンを超える処理能力があり、さらに施設増強を行っているそうだ(NYTimes.com)。

2013年4月27日土曜日

風力発電所の監査ロボットは007風味

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

むしろ爆発しそうな感じなのだが、風力発電所の監査ロボットが紹介されていた(DVICE)。磁石で風力タービンのタワーに張り付いて登って行き、振動や目視などの検査ができるロボットだ。

2013年4月17日水曜日

天然ガスのパイプラインへの幻想

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

経済評論家の池田信夫氏が『日本が「シェール革命」の恩恵を受けるにはパイプラインが必要だ』と主張している。ここでのシェール革命は、シェールガスを含む非在来型天然ガス*1と、シェールガス採掘技術を応用したタイトオイルの生産拡大のことだ。

さて、そんなにパイプラインは重要な要素なのであろうか?

2013年2月12日火曜日

高速増殖炉が経済的に意味をなさない? ─ まだ研究開発中ですよ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

経済評論家の池田信夫氏が、高速増殖炉もんじゅや六ヶ所再処理工場に予想を超えるコストと時間がかかっており、高速増殖炉に経済的な意味が無く、さらにウランの埋蔵量が十分だと主張している(BLOGOS)。「今はね」と言う感じだ。結論に飛びつくのは早いのでは無いであろうか。

2013年1月2日水曜日

米国の風力発電ブームは昨年で息切れ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

BBCによると、1992年に1.5GWだった米国の風力発電は現在では12GWまで成長し、天然ガスを凌ぐ勢いだそうだ。これは1kWhあたり2.2セント(約19円)の補助金が10年間続くことが理由だが、2012年12月31日でこの補助金は無くなる。

2012年11月13日火曜日

ブレードの無い風力タービン

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

DVICEで新型の風力タービンを紹介している。何とSaphon Energy社の新型タービンはブレードがない。

回転による動きではなく、風で振動して前後の動きを発生して油圧システムを動かし、それでエネルギーをためるか、発電を行う事ができるらしい。ブレードが無いため騒音公害が少なく、機械部品が少ないため、エネルギー効率のロスが少ないメリットがあり、従来型のタービンに比べて2.3倍以上のエネルギー効率があるそうだ。また設備費の45%以上を削減できるとある。

2012年11月4日日曜日

水の商品先物市場は民衆の敵?

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

Natureで化学者のFrederick Kaufman氏が、穀物市場の例を上げつつ、水の先物市場は問題を多く発生させると主張している。しかし、過剰な心配性に思える。輸送費の面から水の商品先物市場は成立しないであろう*1し、近年の商品相場の上昇はインドや中国などの新興国の実需が背景にあるので、先物相場が悪いとは言えない。

2012年10月29日月曜日

鉄をプラチナに変えてみましょう!バーチャルだけど

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

プラチナは宝飾品として有用なだけではなく、白金触媒として様々な化学反応に応用されている。近年、需要とともに価格が増しており、レアアースと同じように資源確保の一つのテーマになっている*1

レアメタルは地球上に偏在しており、地政学上のリスクも大きい。またシリコーン消泡剤など液体触媒を使うばあいは、僅かながら消耗していってしまう。ジーンズなど身近なものにも、プラチナの分子が含まれているそうだ。

2012年9月17日月曜日

原発ゼロと言う芝居

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

革新的エネルギー・環境戦略の2030年に原発ゼロと言う目標に対して、非現実的だと言う批判が出されている。経団連の米倉弘昌会長と日本商工会議所の岡村正会頭が明確に反対を表明しているが、確かに非現実的で、芝居にしかなっていない。文章の混乱も激しい。

2012年8月8日水曜日

原発ゼロの象徴にクラゲ? ─ 火力発電所の取水口を見てから言え!

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

超党派の国会議員グループ「原発ゼロの会」は7日、メンバーが選挙公約に掲げる原発依存度ゼロを示すマークにクラゲを採用すると発表したそうだ(時事ドットコム)。

確かに原発はクラゲで止まるが、火力発電所も止まる。熱源は異なるのだが、原子力も火力もタービンの冷却に海水を使う事が多く、取水口にクラゲが出たら止まる。7月27日に兵庫県赤穂市にある赤穂火力発電所2号機がクラゲで運転停止をしたが、6月にも南港発電所や姫路第2発電所がクラゲで出力抑制をよぎなくされている(朝日新聞)。

2012年8月4日土曜日

風力発電は垂直型タービンの時代へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

どんどん大型化して効率が良くなっている風力タービンだが、そのデザインが大きく変わり、垂直軸タービン(VAWT)が主流になる日が来るかも知れない(DVICE, Sandia)。

2012年7月31日火曜日

原発ゼロを7割が支持でも、コスト増加を7割が支持とは限らない

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

朝日新聞が、政府がエネルギー政策について国民の声を聞く意見聴取会で参加者の7割が2030年に原発ゼロを支持したと報じている。参加者の大半が反原発活動家でないか心配になるが、そうでないとして、参加者はそれがコスト倍増を意味する事を認識しているのであろうか?

ソーラー・パネルも両面の時代

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

POPSCIがエルサレムに拠点があるbSolar社の両面ソーラー・パネルを紹介している。

ソーラーパネルの裏面のプラチナをホウ素に変えてコストを抑えつつ、高効率の単結晶シリコンを用いた製品で、通常のソーラーパネルと違い地面に反射した光を用いて発電出来る事から、通常の斜めに設置されたソーラーパネルの10~30%増し、垂直に設置されたソーラーパネルの30~50%増しの発電が可能だそうだ。日本の那須烏山市の太陽光発電事業で用いられる予定だとしている。

2012年6月17日日曜日

ドイツの太陽光発電の瞬間最大発電量が需要の半分を記録

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

DVICEによると、2012年5月27日に、正午から数時間の間、ドイツは太陽光発電だけで需要の半分の電力の供給を記録したそうだ。22ギガワット(*1)で、原発20基分の出力とされている。もちろんドイツ全土で快晴だったようだ(関連記事:太陽光発電所の一週間)。

2012年6月9日土曜日

原発にスターリング・エンジンの予備発電機を

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

福島第一原発の災害・事故で、全交流電源の停止が原発を危機にさらす事が確認されたが、文系脳から見ると奇妙な事故であった。

エネルギー(崩壊熱)があるのに、エネルギー(電力)が無いと言う現象が、そこで発生していたからだ。告白すると、そこに熱源があるのに発電のために灯油を燃やすってバカだろって思うぐらいにバカなので、バカな話を書いてみたい。

2012年5月23日水曜日

とある再生可能エネルギー電気の調達価格決定方法に関連した議論

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

やまもといちろう氏andalusia氏が、固定価格買い取り制度(FIT)に関するディスカッションを行っている。

電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」と「平成24年度調達価格及び調達期間に関する意見」を見れば全て疑問は書いてあると思いつつ、議論が噛みあっていないように見えるので、幾つか横槍を入れたい。