なかなか見栄えの良い学歴・職歴で、著作も30冊を超えると言う内藤忍氏の「鰻の蒲焼は今のうちに食べておいた方が良い」と言うエントリーが炎上している。ウナギの稚魚のシラスウナギの漁獲量が年々減ってきており、今後もこの傾向が続くであろうからウナギの価格が高騰することが予想されるから、今のうちに味わっておこうと言う趣旨だ。シラスウナギの不漁の原因は何かと言う観点が完全に抜けていて興味深い。
2018年1月20日土曜日
2018年1月14日日曜日
ウナギの乱獲を危惧してきた国会議員は
2014年6月30日月曜日
ロシアの高速増殖炉が臨界に達する
2014年6月27日にロシアのベロヤルスク原子力発電所4号炉が臨界に達したと報道されていた(wnn)。設置されているBN-800型原子炉は冷却材にナトリウムを使ったもので、789MWeの出力を持つそうだ。日本のもんじゅも既に臨界に達しているが280MWeなので、随分と先を行かれた感じだ。もっとも高速増殖炉が本当に有用になるのは、核燃料サイクルが回りだしてからの事になる。この点では日本でも前進が見られる。
2013年7月18日木曜日
2013年5月22日水曜日
ごみ発電の弱点が露呈する
北欧ではごみ発電が普及しているが、燃やすゴミが不足してきており、ゴミを輸入していると言う話しが紹介されていた。北欧からは年間1億5000万トンしかゴミが出ないのに、7億トンを超える処理能力があり、さらに施設増強を行っているそうだ(NYTimes.com)。
2013年4月27日土曜日
2013年4月17日水曜日
天然ガスのパイプラインへの幻想
経済評論家の池田信夫氏が『日本が「シェール革命」の恩恵を受けるにはパイプラインが必要だ』と主張している。ここでのシェール革命は、シェールガスを含む非在来型天然ガス*1と、シェールガス採掘技術を応用したタイトオイルの生産拡大のことだ。
さて、そんなにパイプラインは重要な要素なのであろうか?
2013年2月12日火曜日
2013年1月2日水曜日
2012年11月13日火曜日
ブレードの無い風力タービン
DVICEで新型の風力タービンを紹介している。何とSaphon Energy社の新型タービンはブレードがない。
回転による動きではなく、風で振動して前後の動きを発生して油圧システムを動かし、それでエネルギーをためるか、発電を行う事ができるらしい。ブレードが無いため騒音公害が少なく、機械部品が少ないため、エネルギー効率のロスが少ないメリットがあり、従来型のタービンに比べて2.3倍以上のエネルギー効率があるそうだ。また設備費の45%以上を削減できるとある。
2012年11月4日日曜日
2012年10月29日月曜日
鉄をプラチナに変えてみましょう!バーチャルだけど
プラチナは宝飾品として有用なだけではなく、白金触媒として様々な化学反応に応用されている。近年、需要とともに価格が増しており、レアアースと同じように資源確保の一つのテーマになっている*1。
レアメタルは地球上に偏在しており、地政学上のリスクも大きい。またシリコーン消泡剤など液体触媒を使うばあいは、僅かながら消耗していってしまう。ジーンズなど身近なものにも、プラチナの分子が含まれているそうだ。
2012年9月17日月曜日
2012年8月8日水曜日
原発ゼロの象徴にクラゲ? ─ 火力発電所の取水口を見てから言え!
超党派の国会議員グループ「原発ゼロの会」は7日、メンバーが選挙公約に掲げる原発依存度ゼロを示すマークにクラゲを採用すると発表したそうだ(時事ドットコム)。
確かに原発はクラゲで止まるが、火力発電所も止まる。熱源は異なるのだが、原子力も火力もタービンの冷却に海水を使う事が多く、取水口にクラゲが出たら止まる。7月27日に兵庫県赤穂市にある赤穂火力発電所2号機がクラゲで運転停止をしたが、6月にも南港発電所や姫路第2発電所がクラゲで出力抑制をよぎなくされている(朝日新聞)。
2012年8月4日土曜日
風力発電は垂直型タービンの時代へ
どんどん大型化して効率が良くなっている風力タービンだが、そのデザインが大きく変わり、垂直軸タービン(VAWT)が主流になる日が来るかも知れない(DVICE, Sandia)。
2012年7月31日火曜日
ソーラー・パネルも両面の時代
POPSCIがエルサレムに拠点があるbSolar社の両面ソーラー・パネルを紹介している。
ソーラーパネルの裏面のプラチナをホウ素に変えてコストを抑えつつ、高効率の単結晶シリコンを用いた製品で、通常のソーラーパネルと違い地面に反射した光を用いて発電出来る事から、通常の斜めに設置されたソーラーパネルの10~30%増し、垂直に設置されたソーラーパネルの30~50%増しの発電が可能だそうだ。日本の那須烏山市の太陽光発電事業で用いられる予定だとしている。
2012年6月17日日曜日
ドイツの太陽光発電の瞬間最大発電量が需要の半分を記録

DVICEによると、2012年5月27日に、正午から数時間の間、ドイツは太陽光発電だけで需要の半分の電力の供給を記録したそうだ。22ギガワット(*1)で、原発20基分の出力とされている。もちろんドイツ全土で快晴だったようだ(関連記事:太陽光発電所の一週間)。
2012年6月9日土曜日
2012年5月23日水曜日
とある再生可能エネルギー電気の調達価格決定方法に関連した議論
やまもといちろう氏とandalusia氏が、固定価格買い取り制度(FIT)に関するディスカッションを行っている。
電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」と「平成24年度調達価格及び調達期間に関する意見」を見れば全て疑問は書いてあると思いつつ、議論が噛みあっていないように見えるので、幾つか横槍を入れたい。