2018年5月24日木曜日

有権者の育ちは、安倍内閣の支持率が下がらない理由にならない

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博士(社会学)の政治学者・白井聡氏が「政権の常軌を逸したひどさが日々刻々と証明されてきたにもかかわらず、支持率の動きは底堅い」のは、『「国体」のなかで育てられた人間は、自由を知らず、民主制における政治的主体になり得ない』ためだと主張している*1。要するに、有権者の育ちが悪いから、腐敗と無能があっても安倍内閣の支持率が下がらないと言い出した。

ほんの6年前まで、次々に腐敗と無能を理由に内閣支持率が落ちていって首相が交代していたのだが、6年間で有権者がそっくり入れ替わったとでも言うのであろうか。第一次安倍内閣も「お友達内閣」と非難されて短命であった。それまでの政権の腐敗と無能と、第二次安倍内閣の腐敗と無能の違いを明らかにして、後者だけ有権者が育ちから受容してしまう理由を示して欲しい。

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