2018年2月28日水曜日

EM菌の普及促進稼動が有害な理由

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「科学至上主義」のみなさんは、どうしてEM菌がそんなに嫌いなんですかね?』と言う釣り針の大きなエントリーが上がっていることに、今頃気づいた。

科学クラスターは言葉足りずところがあって、偽科学の有害性について明確に説明しないからこういうエントリーが出てくるのだと思うが、EM菌の普及促進活動を否定すべき理由は思いつくだけでも4つある。

  1. EM菌と称した泥団子の中に入っている雑菌やウイルスや種子が、環境破壊をもたらす可能性がある*1
  2. EM菌の普及促進活動によって、本当に必要とされている水質浄化策などが後回しにされる可能性がある
  3. EM菌の普及促進活動にも費用や手間暇がかかっており、自治体などがそれを負担している場合は、公費の無駄遣いになる
  4. EM菌の普及促進活動実績が、EM菌の効果の根拠として悪用される可能性がある

こういうわけでEM菌の普及促進活動は潰していくべきなのだ。2008年にEM菌の有害性に言及していた福島県が、2013年にEM菌の普及促進活動に関わろうとしていた事件がある*2ので、延々と否定していかないといけない。特に、下村元文科相が影響力を持つ安倍政権*3では、地道な活動が求められる。

*1たまに新種の病気が土着の動植物や栽培植物に甚大な被害を与えている。バナナのパナマ病が悪名高いが、カエルツボカビ症など探せば色々ある。

*2関連記事:福島県が疑似科学集団に洗脳される

*3やや日刊カルト新聞: 安倍内閣、組閣人事の目玉は文部"擬似"科学大臣

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