2010年10月24日日曜日

ハイテク義手の男性、自動車運転中に事故死する

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感電事故で2005年に両腕を失ったものの、自分の意思で制御できる左のハイテク義手と通常の右の義手で、2009年には自動車の運転ができるようになった、Christian Kandlbauer氏(22歳)が事故死したと報道されている。

10月19日に改造された専用自動車を運転中に木に激突し、21日に死亡したとのことだが、事故原因はまだ分かっていない(時事ドットコム)。

Kandlbauer氏のハイテク義手は、無くなった腕を制御していた神経を胸の筋肉につなぎ、胸につけた電極で電気信号を感知してKandlbauer氏の意思で制御されていた。Kandlbauer氏は欧州初のこのマインド・コントロール・アームの利用者で、この技術の4年間の利用調査に協力していた(BBC)。また、事故にあった専用自動車はスバル・インプレッサで、Kandlbauer氏が運転できるように緊急用ブレーキや、ボタン式の警笛や指示器、ワイパーなどの特殊な装備が搭載されていたものだ(Star-Telegram)。Kandlbauer氏は神経制御のハイテク義手で車を運転した最初の人間だとされている。

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