2016年10月7日金曜日

採用面接よりは実技審査

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書類審査の他に面接が採用で重要な役割を果たす企業は多いと思うが、心理学者のRon Friedman氏が採用面接よりは実技審査の方が機能すると主張している(World Economic Forum)。

曰く、8割の応募者は嘘をついているし、面接官は容姿や声に偏見を持っているので、採用面接は機能しないそうだ。容姿端麗だと競争力がありそうに思え、高身長だとリーダーシップがありそうに思え、低い声だと信頼できるように思えるらしい。これらの偏見は質問内容に影響することから、応募者が一言も発しないうちから、面接結果に影響を及ぼすそうだ。

では面接の代わりに何をすれば良いかと言うと、業務にあわせた実技試験を行なうのが良いらしい。販売員ならばロールプレイをしてもらい、ウェブデザイナーならばモックアップを作ってもらう事が例に挙げられている。急いで欠員を埋めたいときに試験内容を考えるのが手間隙が欠点だが、欠員が出る前に従業員に実技試験の内容を考えておいてもらえば良いとのこと。

そう複雑な作業をしてもらう時間はないであろうから、実技試験と言っても簡単な事になってしまう気がするのだが、それでも面接よりはマシと言うことであろうか。経験者相手にこういう事をするのは何だか失礼な気もするが、どこかの企業で試して成果を報告してもらいたい。ところで日本では、中途ではなく新卒採用でグループ・ワークが良く行なわれているが、上手く機能していると言う話は聞かない。

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