2015年3月11日水曜日

バナー広告は無視され、ネイティブ広告はクリックされない

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最近は神経科学とその道具であるアイ・トラッカーを応用して広告効果の測定を行なうこともあるようだ。ニールセンとネイティブ広告配信ソフトウェア会社のSharethroughが行なったバナー広告とネイティブ広告の比較実験の結果が紹介されていた(Quartz)。ネイティブ広告は本文と見分けをつけにくいタイプの広告を指し、最近、一般化してきたものだ。実験によるとバナー広告はほぼ無視され、本文と一緒に目を通されるネイティブ広告はバナー広告の2倍の時間を見るのに使われるそうだ。

この実験結果は、直ちにネイティブ広告がバナー広告に対して優れているかを意味しない。クリック率で比較すると、バナー広告の方が結果が良いからだ。文字の多いネイティブ広告は読まれるが、絵の多いバナー広告は周辺視覚で処理されてしまって、時間を費やされないだけだと説明されている。広告の目的によって最適解が変わりそうな話である。

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