2014年9月4日木曜日

データサイエンティストの募集は減っている ─ いないから

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最近、企業などに蓄積された大規模データを分析している人々がデータサイエンティストと名乗っているのを良く見かけるのだが、求人情報サイトのIndeed.comの統計によると、雇用主が登録する単語でdata scienceやbig dataが増加する一方で、data scientistが急激に減少しているそうだ(Tech News and Analysis)。データマイニング需要は増加しているものの、それにはSQLやHadoopなどのデータベース技術、統計学、機械学習、プログラミングの融合が求められる。データサイエンティストは全てができる事になっているが、現実としてそういう人は限られており、Googleにしか存在していないと解釈されている。

確かにグラフを確認してみると、data scientistのピークが去年であった一方で、data scienceは今年も増加傾向、big dataは横ばいといった感じだ。

博士号を持っていても他分野で、リストされている要素技術には詳しくなさそうだな~と思う人がData Scientistを名乗っていることもあり、採用したら使えなかったと言う事例も少なくないのであろう。すると採用側が、具体的な技術を条件に出してくるようになったのは必然ともいえる。しばらくすると、Data Scientistは過去の言葉になるのかも知れない。

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