2012年12月8日土曜日

自民党の憲法改正案の第12条が、ソビエト憲法と似ている件

Twitterで拾ったお話なのだが、1977年のソビエト憲法第59条には、Explicitに「権利の行使と彼らの義務に対するパフォーマンスは切り離せない」と書いてあったようだ(1977 Constitution of the USSR, Part I)。拙訳と自民党憲法改正案を比較してみたい。

(ソ連)第59条 市民の権利と自由の行使は、その責任と義務の遂行と不可分である。ソビエト連邦市民は、ソビエト連邦憲法とソビエト法の監視、社会主義者の道徳規範の遵守、ソビエト連邦市民の名誉と尊厳を守る義務がある。
(自民党憲法改正案)第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。

国民の権利を抑圧していたソビエト連邦は、1991年に解体消滅した。

0 件のコメント:

コメントを投稿