2012年7月8日日曜日

国債利回りが預金金利より高いのは当然!

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元官僚の高橋洋一氏が「国債利回りが預金金利より高いのは変!」と言っている。釣りだと思うが釣られておこう。いや、変ではないから。

個人向け国債は1度に1億円まで買えるとは言え、最低5万円から5万円単位*1と言う所から1000万円以下の購入をターゲットとしていると思われる。リスク無し債券とは言え、預金保険が1000万円まである以上、銀行の預金もリスク無し。流動性を考えると、同じ金利なら預金にしておく方が得になる。

もちろん0.07%と0.04%と言う微妙な金利の違いで個人投資家を釣れるわけも無いであろうから、消化が順調に行くとも思えないが。むしろ少額から買える個人向け国債そのものの存在が、変なのかも知れない。

それから「新窓販国債」には国の買い取りによる中途換金制度は無いから、「個人向け国債の場合には、中途換金で額面割れや額面以上が出ないようにしている」と言うのは正確ではない。「個人向け復興応援国債」の間違いだと思うけど。

*1「個人向け復興応援国債」は最低1万円から1万円単位となっている。

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