2012年7月14日土曜日

ニコチン中毒もワクチンでイチコロ

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まだネズミの実験段階で潜在的なものだが、ワイル・コーネル医科大学の研究者が、ニコチン中毒の治療できるワクチンを開発したそうだ(C-Health)。このワクチンで、ニコチンが脳や心臓に届く前に肝臓がニコチンへの抗体を生成するようになるため、血流にニコチンが入り込まなかったのと同じになるそうだ。従来の抗ニコチン薬は定期的に摂取する必要があるが、このワクチンであれば一度の接種で済む。研究成果はScience Translational Medicine誌に掲載されている。

ヘビー・スモーカーでも禁煙できる人もいるし、数年たって喫煙者に戻るケースもあるので、喫煙壁がニコチン中毒によるものか、単なる生活習慣によるものかは疑わしいと思っているが、臨床試験の折には禁煙が趣味のヘビー・スモーカーには、ぜひ参加して頂きたい。ワクチンごときでニコチン中毒が治療されるなんて、チェーンス・モーカーのプライドが許さないはずだ。

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