2011年9月28日水曜日

グルーポンがバブルだとは言わないけれども

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

会計処理を適切にしたら売上が半分になったり、COOが短期間で辞任したり(WALL STREET JOURNAL)、経営陣への多額のボーナスが話題になったり、従業員が残業代の適切な支払いを求めたり(Digital Trends)と紙面をにぎわして、インターネット企業家の関心を惹いているグルーポン(GROUPON)だが、その潜在成長力を見極めるには、もっとサービス自体に目を向ける方が適切かも知れない。

グルーポンは割引共同購入クーポンの販売サービスだ。もともと“割引された価格のサービス”を、手数料をとって販売している。ただし、手数料は5割とも噂されており、共同購入で一定のボリュームが見込めるものの、実際は利用店舗はグルーポン用の廉価なサービスの提供をしていると思われる。

レストランであれば食材費を圧縮したりするわけで、当然、サービス品質は低下する。40%のクーポン購入者が失敗であったと考え、グルーポン経由の利用者でリピート客になる人は少ない。また、競合サービスと比べて、特に優位な面も無い。当然、半分以上の店舗は再利用を考えていないそうだ(Business Insider)。

グルーポンは会員数や売上の増加が著しく急成長をしているのは事実なのだが、どうも評判が芳しく無い。Googleの検索サーバーが利用者の満足度が競合他社と比較してとても高かったのを思い出すと、画期的な商品を持つ企業とは言えないようだ。

1 コメント:

Unknown さんのコメント...

にもかかわらず時価総額が1兆円って何かうさんくさいですよね。。。それとも何か隠し玉があるのでしょうか。

コメントを投稿