2010年11月11日木曜日

建設中に不発弾が4回発見された分譲マンションが完売される

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建設中の埼玉県鳩ケ谷市のいわく付きのマンションが完売したと報道があった(周辺地図, 読売新聞)。2年間で4回不発弾が発見され、2008年3月、2008年5月、2009年7月、2010年4月に不発弾の撤去作業が行われている。

処理後に毎回、開発業者が不発弾調査を行い、処理済以外の不発弾は存在しないとしていたので、さすがに市役所も立腹していたようだ。陸上自衛隊による撤去作業は約40分で終了するのだが、現場から半径約300m以内の住民約2300人を避難させないといけないし、不発弾発見から処理までの期間は通行規制などを行っているので、行政コストも膨大のようだ。例えば3回目の処理では、7月7日~7月26日まで工事現場前の市道が通行止めになり、7月7日~7月31日までバスの運行も制限された(鳩ケ谷市)。

もちろん工事現場で不発弾が見つかるのは珍しいことではないし、調査方法も確立されているようなので、偶然が4回重なっただけであろう。日本では年間に2,000件程度、80トンほどの不発弾が発見されており、同じ工事現場から複数の不発弾が発見されることも珍しくは無い。

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