2010年8月25日水曜日

ジャンボジェットは塗り替えも大仕事

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航空機の塗装には、どの航空会社の機材か識別させるため以外にも、酸化防止などの機体の保護の意味もあるし、近年は広告媒体としても利用されている。単なる化粧ではなく、重要な機能を担っている。

日本の航空会社では、約4~8年で機体塗装の塗り替えを行っているそうだが、巨大な航空機の再塗装は大変な作業なようだ。伊丹空港に隣接した工場で作業しているようだが、その現場を目にしたことのある人は少ないであろう。

そんな関係者以外には疎遠な航空機の再塗装だが、バージンアトラック航空のBoeing 747-400型機の塗り替え作業のインターバル撮影が、動画としてアップロードされていたので紹介したい。

電車もバスも公共交通機関であれば同じ事を行っているはずだが、旅客機は特に大きい物体であり、巨大な物体がお色直しされていくのは中々見ていて面白い。また、全ての塗装を落としたあとに、下地から丹念に塗りなおしていくのが良く分かる。

動画は加速して流れていくので、すぐに終わる作業に思えるが、ANAでは、全工程で10日間かかるそうで、時間的にも大掛かりな作業だ(ANAエクノアビエーション)。動画は、こういう地上スタッフの地道な作業も、航空機産業の一面であることを再認識させてくれる。

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