2010年7月30日金曜日

ケータイはトイレの洗浄レバーより18倍汚い

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調査によってケータイは、トイレで水を流す洗浄レバーより18倍、有害な細菌が多いことが分かったと、Mail Onlineが報じている。さらに1/4の端末は、許容できるレベルの10倍の汚さになっているようだ。サンプルサイズが小さいものの、 サルモネラ菌などが許容できるレベルを大きく超えているようだ。また、大腸菌や黄色ブドウ球菌も発見されたが、安全なレベルらしい。

しかし、はっきり言って、この手の細菌は自然界に広く存在するので、食事や排便を含めた日常生活で常に携帯している電話機が、多少、汚染されていても驚くことは無い。以前にも英国のDial-a-Phone社が公表したレポートでも、ケータイ電話はトイレの便座や靴よりも汚いと指摘されていたし、レコードチャイナによると、中国でもドアノブや靴、トイレの便座よりも汚いと報道されている。調査によると、ケータイ電話を掃除をする人は少ないのだ(ITMedia)。抗菌処置が施されたケータイも存在する。

上図は、Weird誌の記事よりの転載だが、確かに便座よりもケータイ電話の方が汚いようだ。しかし、キーボードから採取したバイキンを培養したシャーレは真っ黒で、PCのキーボードが最も危険であることが直感的に分かる。

細菌言えども生物なので、水分や食料が無いと増殖ができない。 トイレの便座には細菌の餌が十分に無いが、ケータイ電話にはそこそこ供給されていて、PCの前には十分に供給されていると言う事であろう。要するに、利用者の間食がバイキン増殖の理由である事は、考えるに難しくない。

さて、いちいち気にして生活する必要は無さそうだが、食中毒にあたって苦しむよりは、神経質な方が幾分はマシかも知れない。小さい子供が家庭にいたり、健康に気を使いたい人は、手洗いをする感覚でケータイを掃除したり、PCの前で食事をしない等の気遣いをしたほうがいいであろう。また、アルコール消毒布などで定期的に拭くのも一つの方法だろう。ただし、周囲には潔癖症に思われて居心地が悪くなり、精神衛生的にマイナスの効果があるかも知れないので注意が必要だ。

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